Q.遺言書は、どのようにして作成すればよいか

A: 自分の死後、相続争いが起こらないようにするため、遺言書は是非作っておきたいものです。
遺言書は特殊なものを除き、一般的には自筆証書遺言と公正証書遺言の二つの方法があります。
自筆証書は簡易です。遺言したい内容を自分で全部自筆し、作成年月日を入れ、署名・捺印をすればいいのです。印鑑は、ミトメでもかまいません。
ただ、自分で全文、日付、署名を書く必要があります。字がきたないからと、ワープロで書いたり、代筆してもらうと無効です。
日付にも注意してください。「平成18年9月吉日」というのは無効です。9月の吉日は、1日だけでないから日付を記載したことにはならないのです。
次に公正証書遺言ですが、これは公証人役場に行って作ります。
ただ、そこまで行けない場合には、枕元まで公証人が出張してくれる制度もあります。
尚、自筆証書遺言の場合、相続開始後、遺言書を裁判所で「検認」してもらう必要があります。公正証書の場合は、その必要がありません。公正証書だと作成時に公証人役場に行く必要があるので、その点、自筆証書は簡便ですが、相続開始後、相続人が家庭裁判所に検認の申立をし、一度は家庭裁判所に行かなければならないのです。どちらにするかは慎重に考えたいところです。

金子博人
[弁護士]