底地を借地権者に売却した事例

5人で相続した都心にある商業地域の貸地(約300㎡)を売却して、現金化したいと言う相談を受けた。

第三者に売却する場合は地代を基礎とした収益価格を中心に価格が形成されるので、どうしても安い価格になる傾向がある。

一方、借地権者に買って貰うと、底地と借地権が併合されて、完全所有権になるので、第三者に売却するよりも通常、高く売れる。もっとも借地権者に資金があっての話しですが。

今回は所有者(5人)から借地人(2人)に交渉して欲しいとの依頼を受けたので、借地人に接触し、購入の意思を確認したところ、価格次第では購入したいとのことになり、当社で周辺の底地の売買事例や借地権割合を参考に底地価格を査定し、借地人に提示した。

結局6ヶ月程かかったが、収益価格の2倍程度の価格で話がまとまり契約した。

秋山栄司
[不動産鑑定士]