成年後見制度について

Q 父親が年をとり、最近自分の日常生活も一人で行う事ができなくなり、私の話す言葉も理解していないようですし、父親が話す言葉も良く解かりません。父親は以前、会社を経営していた関係で、不動産を含め多少資産もあります。今後、どの様にしたら良いでしょうか。

A お勧めは、成年後見制度を利用することです。現在お父様は、日常生活はもとより、ご自分の資産を管理する事も難しい状態だと思います。不動産も一人で売却する事もできません。そこで、法的に代理人を決め、父親の日常生活、資産の運用、処分等をその代理人に行わせ、法律的に有効にする事ができるのが成年後見制度です。
成年後見制度を利用するには、家庭際裁判所に申立をしなければなりません。
申立はそれほど難しい手続きではありません。今回のケースであれば、父親の後見人
(家庭裁判所で選任してもらう公的な代理人)の候補者を申立書に記載します。通常、配偶者、ご子息が後見人になるケースが多いです。後は父親の資産状況、一年の収支予定表などを記載します。ここで、大事なことは、父親の診断書及び鑑定が必要になり、費用が15万円前後掛かることです。なるべく、かかりつけの医者に依頼した方が費用は安くなると思います。以上が済んでからでから、おおよそ2~3ヶ月で後見人が選任されます。そうしますと、後見人は代理人として、不動産の処分等を行うことができます。本人の承諾も不要です。

小柏晋一
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