Q.「長男に全財産を相続させる」タイプの遺言書の場合、他の相続人はどうしたらよいか

A:  一部の相続人に遺産が偏って行ってしまうような遺言書は、時々見受けられます。 
このような時、他の相続人には「遺留分」が残ります。
ただ、遺留分は兄弟が相続人の時はありません。直系尊属のみが相続人の時は、法定相続分の3分の1です。その他の時は、法定相続分の2分の1です。
注意しなければならないのは、減殺すべき財産があることを知ってから1年以内に減殺請求をしないと失権してしまうことです。遺留分を侵害されたと思ったら、すみやかに相手の相続人に内容証明郵便で遺留分減殺請求をすべきです。尚、減殺額の算定は結構難しいので、弁護士に相談するとよいでしょう。

金子博人
[弁護士]